連帯保証人と保証会社の違い
賃貸契約では家賃の滞納リスクに備えて「保証」が求められます。従来は親族などの「連帯保証人」が一般的でしたが、近年は「保証会社」の利用が主流になっています。
| 項目 | 連帯保証人 | 保証会社 |
|---|---|---|
| 誰が保証するか | 個人(親族・知人) | 専門の保証会社 |
| 費用 | 原則無料 | 家賃の0.5〜1ヶ月分(初回)+年間更新料 |
| 審査 | 保証人の収入・信用状況を確認 | 入居者の収入・信用情報を審査 |
| 最近の動向 | 高齢化で断られるケースも増加 | 2020年民法改正後、さらに普及 |
📋 2020年民法改正で変わったこと
民法改正により、個人の連帯保証人が負う「極度額(上限額)」の明示が義務化されました。これにより保証人を引き受けてもらいにくくなり、保証会社利用の物件がさらに増えています。
保証会社の審査基準と費用の相場
保証会社の審査では主に「支払い能力」と「信用情報」が確認されます。
- 収入の目安:家賃の3倍以上の月収が一つの基準。ただし会社・物件によって異なる
- 信用情報:クレジットカードの延滞・消費者金融への借り入れが審査に影響することがある
- 審査期間:1〜7日程度(保証会社の種類による)
| 費用種別 | 相場 |
|---|---|
| 初回保証料 | 家賃の0.5〜1ヶ月分(30,000〜100,000円程度) |
| 年間更新料 | 10,000〜20,000円程度 |
保証人を立てられない場合の対処法
親族に頼める保証人がいない、または収入・年齢の条件を満たせない場合でも、いくつかの選択肢があります。
- 保証会社のみで契約できる物件を選ぶ:最も一般的な対処法。多くの物件で保証会社のみで契約可能です
- UR賃貸を選ぶ:保証人も保証会社も不要。収入要件を満たせば申し込めます(後述)
- 家賃債務保証の公的制度を利用:自治体によっては低所得者・高齢者向けの家賃保証制度があります
- シェアハウスを選ぶ:保証人不要の物件が多く、審査も比較的緩やかです
UR賃貸は保証人・保証会社が不要
UR賃貸住宅(都市再生機構が管理する賃貸住宅)は、保証人も保証会社も礼金も仲介手数料も不要な公的賃貸住宅です。
- 申込条件:月収が家賃の4倍以上(貯蓄が一定額以上あれば緩和あり)
- 物件の種類:全国約70万戸以上。主に大都市郊外・地方都市に多い
- 初期費用:敷金2ヶ月分のみ。礼金・仲介手数料・保証料がゼロ
保証人問題を抱えている高齢者・外国籍の方・フリーランスの方にとって特に有力な選択肢です。
保証会社を自分で選べるケースと節約方法
一部の不動産会社では、保証会社を入居者側が選択できる場合があります。選択肢がある場合は費用を比較して選びましょう。
- 全国保証・日本賃貸保証(JGSS)など:大手保証会社は審査が安定していることが多い
- 費用を節約するポイント:初回保証料が安い会社を選ぶ、長期入居で更新料が安いプランを選ぶ
- 注意点:保証会社を指定できない物件も多い。入居申込時に確認しましょう