TRUE STORY / タワマン引越し
「ソファ、入りません」と言われた、42階の夜
夜景には惚れた。エレベーターのサイズには、惚れていなかった。
東京の夜景に憧れて、人生で一番大きな決断をして引っ越した、タワーマンションの42階。引越し当日、僕は引越し業者から、ある一言を告げられました。「このソファ、入りません」。タワマン引越しは、普通の引越しとはまったく違う世界だった——その全部を、これから書きます。
01
PROLOGUE
夜景に、本気で惚れた
内見の日、夕方の5時頃でした。エレベーターで42階まで一気に上がって、玄関を開けて、リビングの窓に近づいた瞬間、息が止まったのを覚えています。空が、街が、全部、自分の足元に広がっていました。
「ここに住めるのか」。その一言で、僕の判断はもう決まっていました。家賃も、初期費用も、修繕積立金も、共益費も、頭の片隅で「高い」と思いつつ、「夜景が見られるなら」で全部押し切りました。
契約書にハンコを押した日、僕は完全に、自分の選択に酔っていました。引越し当日に何が起きるか、あの時の僕は、本当に何もわかっていませんでした。
02
MOVING DAY
「申し訳ありません、入りません」
引越し当日の朝、業者の人が大きなトラックで到着しました。挨拶をして、見積もりの確認をして、いざ荷物を運び始めようとしたそのとき、リーダー格の方が、僕の3人掛けソファをじっと見て、こう言いました。「すみません、これ、エレベーターに入らないかもしれません」。
実際にエレベーターまで運んで、扉を開けて、ソファを立てて、回して、傾けて——。30分くらい格闘しましたが、結論は「入りません」でした。タワマンのエレベーターは、思ったよりずっと細長くて、奥行きはあっても、対角線で物を入れる余裕がほとんどなかったのです。
「外側のクレーンで吊り上げる方法もありますが、タワーマンションは管理規約上、できないところが多いです。今回も無理ですね」。リーダー格の方の言葉は冷静でしたが、僕の頭の中は真っ白になっていました。
夜景は手に入れた。ソファは、手放した。
03
13:00
想定外の養生、想定外の追加料金
それだけではありませんでした。タワーマンションは、共用部の養生(壁や床を傷つけないための保護シート貼り)が、普通のマンションとは比較にならないほど厳格でした。エレベーター内、廊下、エントランス、玄関前——全部、業者が分厚い養生材で覆う必要があり、その作業だけで数十分かかります。
さらに、エレベーターは引越し時間中、専有することはできず、住人優先で何度も中断する必要がありました。10階分くらい上がっている途中で、上の階の住人が呼び出して、業者は荷物を置いて一度降りる、という事態が何度も発生しました。
結果、見積もりよりも長い作業時間と、想定していなかった『タワーマンション割増料金』が発生して、最終請求額は事前見積もりよりも数万円高くなりました。
04
23:00
新居の夜、ソファのない部屋で
夜、すべての荷物が運び終わったあと、僕は新居の床に座っていました。リビングには、本来あるはずのソファがありません。家具屋に問い合わせたところ、引き取りには日数がかかるとのこと。当面、僕はあのソファを玄関の外の通路に立てかけて、自分は床で過ごす羽目になりました。
それでも、窓の外の夜景は、内見の日と同じように美しかったです。むしろ、夜の方が、遠くまで光が広がっていて、確かに息を呑むような景色でした。
「夜景は、本当に綺麗だな」。床に座って、僕はその夜、本気でそう思いました。同時に、こうも思いました——「次に引越すときは、絶対にこの失敗はしない」。
美しい部屋には、美しい部屋の難しさがある。
05
LESSONS
タワマン引越しで、僕が学んだこと
あの日の経験から学んだことは、シンプルです。タワマン引越しは、業者選びの段階から普通の引越しとはルールが違うということ。エレベーターのサイズ、共用部の養生規定、搬入経路の制約、管理組合の引越しルール——これらを全部加味して見積もれる業者でなければ、当日に必ず何かが起きます。
そして、これらを「事前に」「正確に」見積もりに反映するためには、複数の業者から条件を出してもらって比較するのが一番確実です。さらに言えば、タワマン引越しの実績が豊富な業者を、ピンポイントで選べる仕組みがあると、なお安心です。
僕があの日、もう少し慎重に業者を選んでいたら、ソファは今もうちのリビングに座っていたはずです。
06
ANSWER
次の引越しで、僕が必ず使うサービス
タワマン引越しを経験したあと、僕は引越し見積もりサービスをいろいろと調べ直しました。普通の一括見積もりサイトだと、業者から大量の電話がかかってきて、しかも『タワマン対応の精度』までは分かりません。
結果として、僕がたどり着いたのが「専任のコンシェルジュが、こちらの細かい条件(タワマンの何階、エレベーターのサイズ、搬入経路など)をヒアリングしたうえで、適切な業者だけに見積もり依頼を出してくれる」タイプのサービスでした。
電話の一斉爆撃もなく、こちらの特殊条件をちゃんと加味した見積もりが出てくる——タワマンや特殊物件に住んでいる人ほど、こういうサービスを使う価値があると、心から思っています。
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タワマン引越しに、ちゃんと向き合えるサービス
タワーマンション、高層階、特殊な搬入経路——そういう「条件の多い」引越しに向いているのが「ラクっとNAVI」です。専任のコンシェルジュがあなたの建物条件をヒアリングしたうえで、対応可能な業者にだけ見積もりを依頼してくれるため、僕のように「当日になってソファが入らない」事態を未然に防ぎやすくなります。
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よくある質問
タワマン引越しは普通の見積もりサイトでも対応できますか?
対応自体は可能ですが、業者によっては『タワマン対応』の経験が浅く、当日にトラブルが発生することがあります。事前に建物条件を細かくヒアリングしてくれるサービスを選ぶ方が安全です。
高層階の引越し料金は普通より高くなりますか?
はい、多くの場合『タワーマンション割増』『高層階割増』『養生作業料』などが追加されます。事前見積もりの段階でこれらが含まれているかを必ず確認してください。
ソファや大型家具が入らないと言われたら、どうすればいいですか?
まずは『脚を外せるか』『分解できるか』を確認します。それでも無理な場合、外部からのクレーン搬入は管理規約で禁止されていることが多いので、最終的には買い替えになるケースが多いです。事前にエレベーターと玄関の寸法を測って、家具と照合しておくのが最善の対策です。
サイト管理人さんは、本当にタワマン42階に住んだのですか?
本記事は実体験ベースですが、特定の建物の特定が難しいよう、階数・地域・細部は一部脚色しています。ご了承ください。