鳥類は環境変化とストレスに非常に敏感で、引越し時の振動・温度差・音量変化が大きなダメージになります。体が小さい分、数時間のストレスで体調を崩すケースがあり、長時間の移動は極力避けるのが基本方針です。インコ・文鳥・オウムなど、種類を問わず同じ注意が必要です。
移動は必ず飼い主同伴の車内で
鳥類は引越し業者への輸送依頼には不向きです。飼い主が自家用車で移動中の温度・振動・声かけまで管理する必要があります。移動用のキャリーケージは普段のケージより小さめで、鳥が暴れて羽を傷めないよう止まり木は低めの位置に1本のみ設置してください。
カバーで全体を覆って暗めにすると落ち着きやすくなります。ただし完全に密閉すると酸欠になるので、空気の通り道は確保します。
温度管理が命を左右する
鳥類の快適温度は22〜28度で、これを外れると体力を消耗します。特に小型鳥(文鳥・セキセイインコ等)は寒さに極端に弱く、冬場は使い捨てカイロをキャリーの底に間接的に配置(直接触れさせない)。夏場は保冷剤を同様に配置します。
車内エアコンの風が直接当たらない位置にキャリーを置いてください。風は鳥にとって体温低下の原因になります。
飛行機・新幹線は原則不可
鳥類は航空機の貨物室輸送で死亡率が他のペットより著しく高いため、航空会社の多くが受託を制限または禁止しています。ANA・JALとも一部の鳥種は受託不可。また、新幹線・在来線ともに鳥類の持ち込みは基本的に許可されていません(手回り品として小型ケージで持ち込めるケースはあるが、鳴き声問題で実質困難)。
長距離引越しでどうしても鳥類の輸送が必要な場合は、ペット専門の陸送業者(動物輸送会社)を利用するのが現実的です。
新居到着後のケア
- ケージは静かで直射日光の当たらない壁際に設置
- エアコンの風が直接当たらない位置を選ぶ
- 最初の2〜3日は人の出入りを最小限にして静養
- 食欲・フン・羽の状態を毎日観察
- 水浴びが好きな種は、到着後1週間経ってから再開
ストレスサインの見分け方
鳥は不調を隠す習性があるため、気づいたときには重症化していることが珍しくありません。以下のサインが出たら獣医へ相談してください。
- 羽を膨らませて長時間動かない
- 食欲の著しい低下(通常の半分以下)
- フンの色・形が大きく変わる(下痢、血便)
- 呼吸が荒い、口を開けて呼吸する
- 羽をむしる(自咬)
鳥類対応可能な動物病院は限られているので、引越し前に新居近隣の鳥類対応獣医を探しておくことが重要です。
専門オペレーターが電話でペットの種類や移動条件を聞き取り、ペット対応可能な業者だけに絞って複数社から見積もりを集めてくれます。自分で1社ずつ「ペット同伴OKですか?」と確認する手間が省けます。
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