犬の引越しは、犬種・年齢・性格によって必要なケアが大きく変わります。子犬や老犬は環境変化のストレスを受けやすく、健康な成犬でも長時間の移動は負担になります。また、犬は引越し後30日以内に自治体への登録事項変更が法律で義務付けられている点も見落とせません。このページでは犬の引越しに必要な準備と手続き、新居での馴化ステップを整理します。
移動方法の基本は自家用車同伴
犬は人間と同じ車内で移動するのが最もストレスが少ない方法です。キャリーケース、またはペット用シートベルトハーネスで後部座席に固定し、急ブレーキで車内で飛ばされないように配慮してください。助手席のエアバッグは犬にとって危険なので、前席ではなく後部座席が基本です。
小型犬はハードタイプのキャリーケース、中型・大型犬はペット用シートベルトハーネスが一般的です。ドライブに慣れていない犬は引越し1〜2週間前から短時間のドライブで慣らしておくと、当日のストレスが軽減されます。
車酔い対策
- 出発の3〜4時間前から絶食(水は可)
- 出発1時間前までに排泄を済ませる
- 窓を少し開けて換気し、車内のこもった匂いを避ける
- 2時間に1回は休憩を取って外の空気を吸わせる
- 初めての長距離なら獣医で酔い止めを処方してもらう
- お気に入りのおもちゃ・毛布を持ち込んで安心感を与える
登録住所変更手続き(法律上の義務)
犬を飼っている方は、引越し後30日以内に新居の市区町村役所で犬の登録事項変更を行う必要があります。狂犬病予防法第4条で義務付けられており、違反すると20万円以下の罰金対象です。
同一市区町村内での引越しでも住所変更が必要で、手続き時に鑑札が新居自治体のものに交換されます。マイクロチップ装着犬は、環境省の指定登録機関(日本獣医師会)で別途情報更新が必要です。詳しくはペット登録手続きページで解説しています。
新居馴化のステップ
新居に着いたら、まず1部屋を「犬の落ち着ける部屋」と決め、そこに愛用のクッション・おもちゃ・水皿を配置します。家の他のエリアは段階的に開放し、2〜3日かけて全体に慣らしていきましょう。一気に家中を自由に歩かせるとストレスで食欲不振や下痢を起こすことがあります。
散歩コースも最初の1週間は短めに、様子を見ながら距離を伸ばします。新しい散歩ルートでは地面の匂いチェックに時間がかかるので、急がせず本人のペースに合わせてください。
犬種別の特別な配慮
- 短頭種(フレンチブルドッグ、パグ、ボクサー等):呼吸器が弱く暑さに敏感。夏場の長距離は早朝・深夜に
- 大型犬(ゴールデン、ラブラドール等):長時間同じ姿勢は関節に負担。こまめな休憩で足を伸ばさせる
- シニア犬(7歳以上):認知症予防のため、なるべく普段のリズムを崩さない配慮を
- 子犬(生後4か月未満):ワクチン接種完了前の外出は感染症リスクあり。獣医と相談の上で判断
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